国内外で活躍する気鋭のアーティストによる現代美術映像作品についての「わかりやすい」トークセッション。同時上映の作品は国内外主要美術館/展覧会でも上映された作家の代表的作品ばかり。

トークセッション
📆 2023年10月22日(日)
🕰️ 18:15〜19:25
📍 逗子文化プラザホールさざなみホール
👛 料金:無料
🗺️ 神奈川県逗子市逗子4丁目2−11
🚶 京浜急行「逗子・葉山」駅より徒歩2分/ JR 「逗子」駅より徒歩5分

【登壇者】 K氏 / 柴田雄一郎 / 卯城竜太 (Chim↑Pom from Smappa!Gruop) / 百瀬文 / 副島しのぶ / キュンチョメ(リモート)

【入場のご案内】
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K’sコレクション
K’sコレクション① 「気合い100連発」by Chim↑Pom from Smappa!Gruop逗子在住の現代アートコレクターによる、国内外で活躍する気鋭の作家の現代美術映像作品の上映会。国内外の主要美術館で上映された作家の選りすぐり代表的作品ばかり。現代美術の映像作品を俯瞰できる必見の上映会。 展示 📆 2023年10月7日(土)~9日(月祝)、13日(金)~15日(日)、21日(土)、22日(日)、28日(土)、29日(日) 🕰️ 各曜日 11:00〜16:00 📍 逗子医療センター 👛 料金:無料 🗺️ 神奈川県逗子市逗子5-9-21 🚶 京浜急行「逗子・葉山」駅南口より…

K's コレクション

K氏
逗子在住の現代アートコレクター。主に日本の若手から中堅作家の平面(絵画)作品を中心に、映像・、立体(彫刻)作品まで幅広く蒐集。その時代を独自の視点で切り取る、ある意味時代の鏡の様な作品を特に嗜好している。元々日本のアンティークコレクターであったが、現代アートの表現・視点の多様さと自由さに惹かれ現代アートコレクターに転向。作家・ギャラリスト・コレクター等アート関係者とのコミュニケーションを大切にしている。
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柴田”shiba”雄一郎(佐々木建蔵芸術文化財団)
90年代初頭にインドで行方不明になった佐々木建蔵の作品コンセプトやテキストを元に現代にその思想を蘇らせることを目的に発足した佐々木建蔵芸術文化財団の代表を務める柴田が佐々木の作品「青の晩餐」を再現しました。西洋芸術の権威主義・資本主義的文脈から逸脱し、生きることへの本質的な問いや痛烈な風刺をテーマにした作品は現代の合理社会へのメッセージでもあります。
Chim↑Pom from Smappa!Group
卯城竜太・林靖高・エリイ・岡田将孝・稲岡求・水野俊紀により、2005年に東京で結成されたアーティストコレクティブ。時代のリアルを追究し、現代社会に全力で介入したクリティカルな作品を次々と発表。世界中の展覧会に参加するだけでなく、独自でもさまざまなプロジェクトを展開する。
広島や福島などの被曝のクロニクルに対し、様々な当事者意識でリアクションをし、メディアを巻き込んだ議論を続発。 帰還困難区域内では、封鎖が解除されるまで「観に行くことができない」長期にわたる国際展「Don’t Follow the Wind」の発案と立ち上げを行い、作家としても参加、2015年にオープンし、いまも開催中。
2016-17年、「境界線」の機能と個の自由や関わりをテーマに、メキシコとアメリカの「壁」にアプローチ、国境沿いに「U.S.A. Visitor Center」としてのツリーハウスを建設。移民や国境問題に介入。また結成当初より、「個と公」を表象した「都市論」をテーマに、さまざまなプロジェクトを公共圏で展開。毒に耐性を持つネズミを捕獲する「スーパーラット」(2006-)、上空にカラスを集めて誘導する「BLACK OF DEATH」(2008, 2013)、メンバーのエリイの結婚式をデモとして路上で行った「LOVE IS OVER」(2014) などの他、自らのアーティストラン・スペースに公共のあり方を実践する「道」自体を敷地内に取り込んだ「Chim↑Pom通り」(2016-)など、ストリートの可能性を拡張してきた。
2017年、台湾で開催されたアジアン・アート・ビエンナーレでは、公道から美術館内にかけて、200mの道「Chim↑Pom Street」を敷き、公私を超えた独自のレギュレーションを公布、ブロックパーティやデモの場となり、伝説となる。
2018年には、東京オリンピックに伴う再開発の中で、建て壊される直前の歌舞伎町のビルで制作したプロジェクト「にんげんレストラン」を発表。様々な人々と場所性が混じり合うライブなアートイベントとして、社会にスポンティニアスな生き方を提示し、大きな影響を与えた。
ほかにも大量消費・大量廃棄による環境問題や、メンバーの人生自体をテーマにした作品などにも取り組んできた。多くのプロジェクトを一過性のものとして消費せず/させず、書籍の刊行などによって議論の場やアーカイブを独自に創出。膨大なニュースの中で埋もれそうになってしまう事象への警鐘として、プロジェクトをさまざまな形に変容させながら継続している。
また同時代を生きる他のアーティストたちや様々なジャンルの展覧会やイベントの企画など、キュレーションも積極的に行い、アーティストの在り方だけでなく「周縁」の状況を変容、拡大させている。
そのプロジェクトベースの作品は、日本の美術館だけでなくグッゲンハイム美術館、ポンピドゥセンターなどにコレクションされ、アジアを代表するコレクティブとして時代を切り開く活動を展開中。
2022年4月Chim↑PomからChim↑Pom from Smappa!Groupへ改名。
主な個展:
“いつのことだか思いだしてごらん” 無人島プロダクション, 東京, 2022
“Chim↑Pom from Smappa!Group” ANOMALY, 東京, 2022
“Chim↑Pom展:ハッピースプリング” 森美術館, 東京, 2022
“Threat of Peace,” Art In General, ニューヨーク, 2019
“Grand Open,” ANOMALY, 東京, 2018
“Non Burnable,” Dallas Contemporary, ダラス, 2017
“The other side,” 無人島プロダクション, 東京, 2017
“また明日も観てくれるかな?,” 歌舞伎町振興組合ビル, 東京, 2016
“SUPER RAT,” Saatchi Gallery, ロンドン, 2015
“広島!!!!!” 旧日本銀行広島支店, 広島, 2013“Chim↑Pom,” Parco Museum, 東京, 2012
“Chim↑Pom,” MoMA PS1, ニューヨーク, 2011
“Real Times,” 無人島プロダクション, 東京, 2011
主なグループ展:
“A Drunk Pandemic”, Manchester International Festival, 2019“Negotiating the Future: 2017
Asian Art Biennale,” 台中, 2017
“Biennale de Lyon 2017,
” リヨン, 2017
“第20回横浜トリエンナーレ2017 (Don’t Follow the Wind),” 横浜, 2017
“第20回シドニービエンナーレ (Don’t Follow the Wind),” Carriageworks,シドニー, 2016
“釜山ビエンナーレ2016,” Busan Museum of Art, 釜山, 2016
“Don’t Follow the Wind” 東京電力福島第一原発の事故に伴う帰還困難区域内, 福島, 2015
“Zero Tolerance,” MoMA PS1, ニューヨーク, 2014
“第9回上海ビエンナーレ – REACTIVATION,” 上海現代美術館, 上海, 2012
“第29回サンパウロビエンナーレl – There is always a cup of sea to sail in” Ciccillo Matarazzo Pavillion, Ibirapuera Park, サンパウロ, 2010
著作に『We Don’t Know God』(ユナイテッド・ヴァガボンズ、2018)、『都市は人なり 「Sukurappu ando Birudo プロジェクト」全記録』(LIXIL出版、2017)、『Don’t Follow the Wind: 展覧会公式カタログ2015』(河出書房新社、2015)、『エリイはいつも気持ち悪い エリイ写真集 produced by Chim↑Pom』(朝日出版社、 2014)、『SUPER RAT』(パルコ、2012)、『芸術実行犯』(朝日出版社、 2012)、『Chim↑Pomチンポム作品集』(河出書房新社、2010)、『なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか』(阿部謙一との共編著、無人島プロダクション、2009)、がある。
Instagram:@chimpomfromsmappagroup
百瀬 文(ももせ・あや)
1988年東京都生まれ。2013年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。
映像によって映像の構造を再考させる自己言及的な方法論を用いながら、他者とのコミュニケーションの複層性を扱う。近年は映像に映る身体の問題を扱いながら、セクシュアリティやジェンダーへの問いを深めている。
主な個展に「百瀬文 口を寄せる」(十和田市現代美術館、2022年)、「I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U」(EFAG EastFactoryArtGallery、2020年)、「サンプルボイス」(横浜美術館アートギャラリー1、2014年)、主なグループ展に「国際芸術祭 あいち2022」(愛知芸術文化センター、2022年)、「フェミニズムズ/FEMINISMS」(金沢21世紀美術館、2021年)、「新・今日の作家展2021 日常の輪郭」(横浜市民ギャラリー、2021年)、「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、2016年)、「アーティスト・ファイル2015 隣の部屋——日本と韓国の作家たち」(国立新美術館、韓国国立現代美術館、2015-16年)など。近年は、ACCの助成を受けてニューヨークで滞在制作を行ったほか、イム・フンスンと共同制作した『交換日記』が全州国際映画祭に正式招待されるなど、国内外で活動を行う。主な作品収蔵先に、東京都現代美術館、愛知県美術館、横浜美術館などがある。
副島しのぶ
美術家・アニメーション作家。立体アニメーションの技法を使った短編映画や映像インスタレーション、写真、立体作品を制作。アニメーションを死を生に転換していく動力とし、人形身体や経年劣化の伴う有機物を媒介に、生命と非生命、死と生、人間と非人間などの相反するもの同士の境界線を揺り動かすことを試みる。主な受賞歴に第 68 回オーバーハウゼン国際短編映画祭 エキュメニカル審査員によるスペシャルメンション ( 特別賞 )、第 22 回 文化庁メディア芸術祭 審査員推薦作品、アートアワードトーキョー丸の内 2018 木村絵理子賞など、国内外の映画祭で受賞、展覧会で発表している。
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キュンチョメ
ホンマエリとナブチのアートユニット。
さまざまな土地に滞在しながら、この世界を見つめ直し出会い直すための、詩的でユーモラスな作品を制作している。近年の主な展覧会に「六本木クロッシング2022:往来オーライ!」(森美術館 東京)、「現在地:未来の地図を描くために[1]」(金沢21世紀美術館 2019)、「あいちトリエンナーレ2019」(愛知)などがある